CentOS 7 での CUI と GUI の切り替え

CentOS 7 で GUICUI を切り替える際のメモ

inittab の確認

linux の初期起動時の設定ファイルである inittab を確認します.

cat /etc/inittab

すると次のように書かれていました.

f:id:shsm385:20180831111321p:plain

初期設定を inittab に書き込まないで systemd を使うようになりましたとのことです.
なので書かれているとおりにしていけば設定を切り替えられるようです.

現在の設定の確認

systemctl get-default

現在の設定を確認できます. multi-user.target だと CUI の設定がデフォルトになっていて
graphical.target だと GUI の設定がデフォルトになっています.

CUI への切り替え

 systemctl isolate multi-user.target # 一時的に変更
 systemctl set-default multi-user.target # 永続的に変更

上記のコマンドで CUI に変更できます.

GUI への切り替え

 systemctl isolate graphical.target # 一時的に変更
 systemctl set-default graphical.target # 永続的に変更

上記のコマンドで GUI に変更できます.

VirtualBox 上の CentOS 7 で画面のリサイズを有効にする

CentOS 7 を VirtualBox で導入した際に画面のリサイズがされなかったことと CentOS から ホストOS の画面に移行する際にいちいち右の Ctrl キーを押さないといけないのが面倒だったのでリサイズとマウス移動を有効にした際のメモ

VBoxGuestAdditionsiso を有効にする

 VirtualBox内のCentOSを動かして, メニューバーにある [デバイス] の中の [Guest Additions CD イメージの挿入...] を選択して [イメージを挿入] をクリックする.

以下のような選択肢がでてくるので許可するを選択する.

f:id:shsm385:20190919234306p:plain



その後にコンソールが開いてスクリプトが動くのでそれが終わったら一度シャットダウンします. 

設定の変更

再びVMを立ち上げる前に設定を確認します.

[設定] の中の [一般] にある [高度] の設定を確認します.

クリップボードの共有とドラッグ&ドロップが双方向になっていることを確認してください.

f:id:shsm385:20180814101831p:plain

その後に起動したら設定が有効になっているはずです.

エラーが出た時

次のようなエラーがでてイメージが挿入できない時には次のように対処します.

f:id:shsm385:20190919234329p:plain

仮想マシンを一旦シャットダウンする.

[設定] の中にある [ストレージ] の中の VBoxGuestAdditons.iso というディスクを仮想マシンから削除します.

その後仮想マシンを起動すれば設定できるようになるはずです.