VirtualBox 上の CentOS 7 で画面のリサイズを有効にする

CentOS 7 を VirtualBox で導入した際に画面のリサイズがされなかったことと CentOS から ホストOS の画面に移行する際にいちいち右の Ctrl キーを押さないといけないのが面倒だったのでリサイズとマウス移動を有効にした際のメモ

VBoxGuestAdditionsiso を有効にする

 VirtualBox内のCentOSを動かして, メニューバーにある [デバイス] の中の [Guest Additions CD イメージの挿入...] を選択して [イメージを挿入] をクリックする.

以下のような選択肢がでてくるので許可するを選択する.

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その後にコンソールが開いてスクリプトが動くのでそれが終わったら一度シャットダウンします. 

設定の変更

再びVMを立ち上げる前に設定を確認します.

[設定] の中の [一般] にある [高度] の設定を確認します.

クリップボードの共有とドラッグ&ドロップが双方向になっていることを確認してください.

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その後に起動したら設定が有効になっているはずです.

エラーが出た時

次のようなエラーがでてイメージが挿入できない時には次のように対処します.

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仮想マシンを一旦シャットダウンする.

[設定] の中にある [ストレージ] の中の VBoxGuestAdditons.iso というディスクを仮想マシンから削除します.

その後仮想マシンを起動すれば設定できるようになるはずです.

 

【Windows10】 VirtualBox で CentOS 7.5 をインストール

Windows環境でVirtual Boxを使って Cent OS をインストールする必要があったのでその時のメモ

環境

VirtualBox : 5.2.16 r123759

・ホストOS : windows10

・ゲストOS : CentOS 7.5.1804

セットアップ

公式サイトからディスクイメージをDLしてきます。

 

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「Get CentOS Now」をクリックすると次のようにディスクイメージの選択画面がでてきます。

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3種類のISOがありますが, 特に理由がなければ「DVD ISO」を選択します.

3種類の違いは次のようになっています.

DVD ISO

GUIインストーラーでインストールできる全パッケージが最初から含まれているディスクイメージ.

Everything ISO

CentOS で利用できる全パッケージが最初から含まれているディスクイメージ.

GUIインストーラーでインストールできるもの以外のパッケージもすべて入っている.

Minimal ISO

必要最小限のパッケージだけが含まれているディスクイメージ. 

GUI 等も yum で自分で設定する感じの内容

 

どの ISO をダウンロードするか選んだらミラーサイトを含むダウンロードサイトがたくさんでてくるので好きなところからディスクイメージをダウンロードする.

 

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仮想マシンを作成する

VirtualBox を起動して新規の部分をクリックします. 

 

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仮想マシンの名前やメモリサイズを選択する画面が出てきます.

それぞれを自分が作りたい形で入力していきます.

 

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名前とオペレーションシステム

今回は名前を CentOS としました. 名前に OS 名を入れると自動でタイプとバージョンが選択されます.

名前を自由にした場合にはタイプを Linux , バージョンを Red Hat (64-bit) を選択しましょう.

モリーサイズ

今回はデフォルトの 1024MB を選択しました.

ハードディスク

 仮想ハードディスクを作成するを選択します.

(注意) 64bit が選択できない時

Windows の場合には, バージョンで 64bit を選択できない場合があります. 

その場合には BIOS の設定を変更して 64bit を選択できるようにする必要があります. 

BIOS の設定画面の出し方はどこの会社の PC を使っているかで変わりますが, 

PCを再起動して起動時に F2 キーや F10 キーを押すことで BIOS の設定画面を開けます.

 

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ThinkPadの場合には F2 キーを押すことで HP 社の PC の場合には F10 キーを押すことで設定画面を開けました.

設定の中の 「Security」にある「Virtualization」 の中にあるIntel Virtualization Technology」を「Disable」から「Enable」に変更して保存し, Windows を起動することで 64bit を選択できるようになります.

PC によっては「Advanced」にある「CPU Configuration」の中に「Intel Virtualization Technology」があることもあるそうです.

 

作成するボタンをクリックしたあと引き続き設定を行います.

 

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ファイルの場所

今回はデフォルトで設定します.

ファイルサイズ

ストレージのことです. 今回はデフォルトで設定します.

ハードディスクのファイルタイプ

VDI を選択します.

物理ハードディスクにあるストレージ

可変サイズを選択します.

 

ここまで設定して「作成」をクリックすることで仮想マシンの作成は終わりになります. 

仮想マシンの設定

設定(S) をクリックします.

 

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「一般」の中の「高度(A)」を選択して,

クリップボードの共有」と「ドラッグ&ドロップ」を双方向に変更します.

 

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次に, 「ストレージ」の中の「空」を選択します. 

その後に「属性」の中の「光学ドライブ」の右にあるディスクのアイコンをクリックします.

 

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「仮想光学ディスクファイル選択」を選択して, CentOS のファイルを選択して「開く」をクリックします。

最後に「OK」をクリックして設定を保存します.

CentOS のインストール

作成した仮想マシンを選択し「起動」を押すか選択した仮想マシンをダブルクリックします.

 

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CentoOS のインストーラが起動するので「Install CentOS 7」を選択してエンターキーを押します.

インストールが終了すると, 言語選択画面が表示されるので, 「日本語」を選択します.

 

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「続行」をクリックするとインストールの概要の画面に映るので「インストール先」を選択します.

 

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ディスクのアイコンにチェックが入っていることを確認して「完了」をクリックします.

 

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キーボードが US の人は「キーボード(K)」から設定を行います.

このままインストールを行うをコンソールだけの画面になってしまうので,

GUI 等で動作を行いたい場合には「ソフトウェアの選択(S)」をクリックします.

 

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今回は最初にGUIを使いたかったので設定を行います. (もちろん設定あとにCUI画面に切り替えることもできます.)

 

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ベース環境

サーバー(GUI 使用)を選択します.

選択した環境のアドオン

開発ツールをクリックします.

 

設定を終えたら「完了」をクリックします.

 

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「インストール開始」をクリックします.

インストールしている間に「ROOTパスワード(R)」と「ユーザの作成(U)」を行います.

 

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「ROOTパスワード(R)」をクリックします.

パスワードを入力して, 「完了」をクリックします.

 

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「ユーザの作成(U)」をクリックします.

「フルネーム(F)」, 「ユーザ名(U)」, 「パスワード(P)」を設定して「完了」をクリックします.

 

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インストールが完了したら「再起動」をクリックします.

 

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初期セットアップ画面に遷移するので「LICENSING」をクリックします.

 

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「ライセンス契約に同意します.(A)」にチェックを入れて「完了」をクリックします.

 

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画面が初期セットアップの画面にもどるので, 「設定の完了」をクリックします.

あとは手順どおりに行えば CentOS 7 を使用できるようになります.